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news161 : 2013年新年のごあいさつ

Katsuhiko Ochi, Kyokuyo Shipyard Corporation2013年の元旦にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げますと共に、本年の抱負を述べさせていただきます。

アジア諸国からも「DECIDES」というキャッチフレーズで注目された2012年師走の衆議院選挙は民主党の凋落、自民党の大復活そして第三勢力の着実な拡大という結果に終わりました。日本にとって失われた3年間と称されたデフレ、円高、原発事故に翻弄された過去に終止符を打ち、「決める政治」がもたらす適度なインフレ誘導、円安、株高という好循環による日本経済の復活に心から期待する新年となりました。

我々造船業のベースである海運業にありましては、リーマンショックに端を発したばら積み貨物の世界的な荷動きの長期低迷を中心に、ほとんどの種類の船においていまだ底値を探るような運賃の低迷が続いており、それに伴うかたちで船舶発注量の激減、用船料の下げに伴う新造船船価の下落、70円台が長期化した円高、建造資金融資の取得難化など、造船界にとりましては引き続き三、四重苦による苦戦を強いられる一年でありました。

このような厳しい環境の下ではありましたが、弊社は契約予定納期通りに全ての建造船を無事にお引き渡しすることができ、また一方で内航船を中心に新規受注を獲得することができました。修繕部門におきましても、多くのお客様にご愛顧いただきました。これもひとえにご発注いただきました船主様を始め、商談を仲介いただきました商社様やブローカー様などなど関係各社のご厚情とご努力の賜と、改めまして感謝の気持ちを表させていただきたいと存じます。


m.v. Wilhelmine - Kyokuyo Shipyard Corporationさて、受注環境は昨年以上の厳しさを覚悟しなければならない今年の始まりに当たりまして、私ども旭洋造船の受注戦略は、第一に、2010年シップオブザイヤー受賞により脚光を浴びた自社開発による省エネ型風圧低減SSSバウ(日米特許取得済)の様々な船型への適用促進、および旭洋造船が同クラス造船所をこれまで圧倒してきた外国船主向けの少ロットで高付加価値な船をオーダーメイドで受注する方針を継続していくことであります。加えまして第二に、内航の特殊船の受注を独自の省エネ技術を加えながら引き続き強く推進してゆくことであります。共に技術力を要求される厳しい方向性ではありますが、営業部、設計部一体となって「チャレンジ精神」を合言葉にお客様に対処してゆく所存であります。

次に昨年来の継続的な目標としまして、75円という大底は打ったとはいえ未だ長期化しております水準の円高に対処するための最良唯一の手段としての「建造コストのドル化」と「海外調達」に引き続き取り組みます。そのためにも外国人の採用や英会話教育に力を入れ、全体レベルでの社員の国際化をより一層推進いたします。

極めて厳しい受注環境には、更なる建造コストを下げることでの対応は必須でありますが、その中で今年の重点項目としましては、設計部門におきまして、ほぼ実装し終えた3D造船設計システム「AVEVA」のメリットを最大限に利用し設計工数と作図ミスの一段の削減を、又、工作部門におきましては、2年来研究開発してきましたブロック製作工程管理(BMF)システムを艤装工程も含めた外業工程管理(EMF)へと更に発展させ、操業度の変化にも無駄のない適正人員を早期に予測できる範囲を生産部門全体に広げ、工数の削減を更に実現してまいります。


Kyokuyo Shipyard Corporationさて、昨年は創業70周年という大きな節目でありましたが、長府工場を開始した時に建てた本社を40年ぶりに建て替えました。幾度かの増改築による建物本来の強度低下、4度に及ぶ台風時の高潮による浸水被害など、耐震性を含め強度の不足が心配されたきた建物でしたが、高潮対策を十分に行い耐震性もしっかり確保した社屋が出来上がりました。手狭であったためこれまで違う場所にあった現業職社員のスペースも確保でき、現在は同じ屋根の下文字通り全社員が「チーム旭洋」としてワンチームの一体感を感じながら生産活動を行っております。


本年も気持ちを新たに、社員一人一人が、建造させていただくチャンスをいただいた様々な関係者の方々への感謝の気持ちをかみしめつつ、地域のため、会社のため、そして自分と家族のために、夢と誇りと活力をもって、安全第一に「船づくり」をおこなってゆきます。今後とも、一層のご愛顧とご鞭撻をお願い申し上げます。

旭洋造船株式会社
代表取締役社長
越智勝彦
[2013/01/01]

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年末年始の営業日程は以下を予定しています。四日が仕事始めです。ご不便をおかけしますがご了承の程お願い申し上げます。


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