旭洋造船を志望した動機(入社のきっかけ)を教えて下さい。
ざっくりと言いますと、ものづくりに関する仕事につきたい、
そして、せっかくなら大きなものの方が楽しそうであるというのが志望動機です。
その中で「旭洋造船」という会社を選んだのは、私が就職活動を行っていた中で一番人間味を感じる会社だったからです。
人間味というと主観的かつ曖昧な表現となってしまいますが、メールでのやりとりや合同説明会等での対応から、一方通行ではなく対話が出来る会社だと感じたことが大きかったかと思います。
仕事内容について
Q.現在の仕事内容を教えて下さい。
機関室の設計を行っています。
機関室には様々機器があり、それらの配置を決めることはもちろん、各機器を繋ぐ配管や燃料・潤滑油などをためておくタンク、換気のためのダクト、階段や梯子などの交通装置など多岐にわたるものを手掛けています。
これらは使用する際の使い勝手やメンテナンス性を考えることも非常に重要ですが、それらを製作・取付けする際により簡便な方法がないかということも考え設計をする必要もあります。
Q.一番にヤリガイを感じるところ、また苦労するところはどういう部分ですか?
機関室という限られた範囲に数多くの機器を配置することはとても苦労します。
各機器には設置の条件等もあり、使い勝手やメンテナンス性も考慮しながら配置を考えることは大変ですが、その分やりがいもあります。
Q.これまでの中で「感動した」エピソードを教えて下さい。
自身が設計に携わった船が無事引き渡され、出航する姿が「感動の瞬間」です。
Q.これまでの経験の中で、 失敗談があれば教えて下さい。
図面上では一見問題がないように見えていても、実際の現場では溶接が出来ない、工具が入らないなどと指摘されることがあります。自身の経験の浅さから、描いたものがどのようして取り付けられるのかをイメージ出来ていなかったため関連部署に迷惑をかけたこともあります。このことから現場を知らない人が設計をすることの危うさを感じたのと同時に、設計だからこそ現場を知っておく必要があると強く感じました。
小さい設計ミスでも、他部署の手戻工事や、最悪の場合には船の引渡が遅れ、会社・お客様にご迷惑をかけてしまうので、皆が責任感を持つことが大事です。
Q.旭洋造船の良い所を教えて下さい。
各所との距離が近いことです。
まず、上司との距離が近く筋道が通っていれば若手の意見であっても仕事に反映してもらえます。
次に、現場との距離も近く不具合が発生した場合でも現場の職人さんを交え最善の方法をすぐに話し合うことが出来ます。
そして、最後に独身寮と職場の距離が近いことです。格安の独身寮が職場の近くにありとても助かっています。
Q.お客様や上司・同僚とのコミュニケーションの中で、いつも心がけている事を教えて下さい。
シンプルですが、まずは返事をすること、これが大切だと思っています。
後は表情です。言葉よりもそれ以外から受ける印象が強いことはよくあります。
今後の目標について
Q.今後の目標を教えて下さい。また、叶えたい夢などありましたら教えて下さい。
今までは自分の担当している分野をメインに勉強してきましたが、今後は広い範囲を勉強し、船全体のことを理解している設計者と思われるよう努力していきたい。
後輩へのメッセージ
Q.就職活動中の学生さんへメッセージ、アドバイスをお願いします。
就職活動はゴールではなく社会人としての新たなスタートです。気持ちよく新社会人としてスタートがきれるようにするためにも、学生生活に悔いを残さないよう今を楽しんでもらいたいです。そして、就職活動においては視野を広げて色々な分野に興味をもってください。学生時代に学んだことに直結しなくても生かせる分野はたくさんあります。