水産物などの冷蔵・冷凍貨物を運搬する、旭洋造船の冷凍船(リーファー)をご紹介します。
魚や果物、肉などの食料を冷凍・冷蔵したまま消費地に輸送する冷凍船は、旭洋造船のもうひとつのベストセラー。主に水産物・果物とする冷凍物運搬船を、過去に40隻以上建造してきました。NK 船級の CA(Controlled Atmosphere)ノーテーションを日本で初めて取得したのも、私たちの冷凍船です。
冷凍船の場合、何よりもまず安定して貨物の鮮度を維持することが至上命題。万が一にも冷凍ムラなどが発生しないように、設計段階からホールド内のエアフロー・シミュレーションを行い、カーゴダメージの起きない最適なエアフローを確保しています。お客様とのコミュニケーションを通じて蓄積された知見を生かすだけでなく、冷凍機メーカーや防熱施工業者との共同研究により、冷凍機・防熱仕様に独自のノウハウがあり、他社に真似のできない高効率・高信頼性の冷凍システムを実現しています。
魚なのか、果物なのか。そしてその種類は何なのか。どのように貨物を積み込むのか。ひとくちに冷凍船と言っても、要求される仕様はカーゴの種類やオペレータによってさまざまです。旭洋では基本となる 3タイプをベースに、容量、冷凍設備の仕様、船上加工設備の有無・詳細など、お客様のニーズにあわせて設計をおこないます。
特に水産物輸送については、世界最高水準の仲積み性能を実現していると自負しているほか、マグロ・カツオなどの輸送に適した超低温リーファーにも豊富な実績があり、また、ホールドごとに超低温と普通低温と区分けしたり、蓄養された魚を本船上で裁割・急速凍結する加工設備を設置するなど、きめ細かな対応で高い評価を頂いています。
1982年以後に旭洋造船が建造した冷凍船の統計です。性質上、厳密なものではありませんのでご了承下さい。
〒752-0953 山口県下関市長府港町8-7
© 2002-2024, Kyokuyo Shipyard Corporation