世界各国で特許を取得した、旭洋造船が誇る独自技術。球状船首 SSS-BOW を紹介します。
「一度見たら忘れられない」「人を振り返らせる」「思い浮かべた人はいただろうが、実現しようとした造船所はなかった」さまざまな反響を引き起こした旭洋造船の斬新な球状船首(SSS-BOW)は、構想から設計、建造に至るまで、我々が自分たちの力で一から作りあげた技術。日本のみならず、米欧・韓国・中国など世界各国で特許を取得しています。
とかく「前例がないから」「そんなヒマはないから」と安易に流れがちな世の中で、前例がないからこそ、と果敢にチャレンジした成果は、栄えあるシップ・オブ・ザ・イヤーの受賞や、お客様からの熱い支持に結実しています。
船舶の設計は、水面下の抵抗を減らすことに主眼が置かれており、水面上の風圧抵抗にはあまり関心が払われていませんでした。球状船首 SSS-BOWは、一定の容積に対して表面積が最小の立体である「球形」のフォルムを船首部に与えることで、荷物容量や居住区の容積を犠牲にすることなく、風圧抵抗を効果的に削減。使用燃料を節減すると同時に、GHG の低減に寄与します。
開発にあたっては、水槽試験に加えて、風洞実験を実施し、水面下・水面上の形状を綿密に解析。また、自動車運搬船のほか、コンテナ船、セメント船などにも展開。継続的な建造を通じて、エアロダイナミクスや工作上のノウハウをさらに洗練させています。
〒752-0953 山口県下関市長府港町8-7
© 2002-2024, Kyokuyo Shipyard Corporation