旭洋を、旭洋たらしめている原動力、設計能力についてご紹介します。
日本で、世界で、旭洋造船はどのように思われているでしょうか。「変わったプロジェクトに取り組む会社」「船首の丸い船を開発した会社」「大きな船は造らない会社」色々なご意見があると思います。しかし、アンケートをとれば「設計能力が高い」という意見が上位に来ることに、間違いはありません。
世界初の球状船首はもとより、RORO機器を全電動化した北欧向け自動車船。内航最大のコンテナ船。クラス最大の開口幅をもつオープンハッチMPC。冷凍コンテナ専用運搬船。我々は、挑戦者として、数々のチャレンジングなプロジェクトにかかわり、結果を出してきました。そのベースとなっているのは、技術者としての発想と、研究や検査といった地道な努力、そして開発力を重視する会社の姿勢です。
ニッチターゲット、プロダクトミックスといった我々のストラテジーは、高い設計能力と、デザインを実現する高い工作能力を前提としています。これからも旭洋造船は、小粒でも辛い、設計能力の高い会社として、先進的な船舶を市場に提供して行きます。
旭洋造船は、脱炭素社会に向けたひとつのステップとして、当社の特許技術・球状船首を備えつつ、さまざまな船種や燃料に展開が可能な「3セグメント船」というコンセプトを考案。日本財団による「先進船舶の開発・実証助成プログラム」として採択されたことを踏まえ、まずはガス焚きエンジンを搭載した LPG運搬船を対象船として開発を開始しました。小型商船では経済性の観点からゼロエミッション船の実現は難しいと言われておりますが、まずは力強く第一歩を踏み出しました。
今後も舶用機器メーカーの皆さまと連携をとりながら、環境問題にも積極的にコミットし、具体的なソリューションとして提示することで、お客様のニーズにあった船型開発に取り組んでゆきます。
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