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NEWS 010 : TAMARA竣工!

7,200m3 加圧式 LPG運搬船

12 年ぶりの LPG タンカーを完成させました。

LPG運搬船 TAMARA 引渡し

平成14年5月28日発注者の Golden Shield Lines, S.A. を代表されて鈴木様、株式会社エヌ・アール・エス(本船のマネジメントを担当)の笹岡社長、ファイナンサーであられるオリックス株式会社より松谷ヴァイスプレジデントを始め数多くのお客様がご参集くださいました。当社からは岡本、越智の両常務に加え、田中営業課長が引渡・竣工式に出席しました。

LPG運搬船 TAMARA 引渡し

午前10時をもって引渡関係書類に双方がサインを行い、引渡はとどこおりなく終了しました。

当社にとりまして、LPGタンカー建造は実に12年ぶりになります。12年前はイタリア船社向けの2タンク構成の3500m3型でしたが、このたびの TAMARA はその倍以上の容積になりました。

ここで本船の仕様を簡単に紹介させていただきます。

本船の貨物タンクは圧力式を採用しており、船主、メーカー(サノヤス・ヒシノ明昌)と綿密に打ち合わせし、数カ所の限定港にマッチする特殊延長マニホールド、高容量カーゴリヒーター、窒素発生器等これまでにない装備を導入しております。また、本来はケミカル製品であるイソプレン搭載をも可能にした最新鋭 LPG タンカーです。

引渡調印後、本船によるオーナートライアルを行い、すべての機器が順調に作動していることを確認、航海の安全を願う関係者全員の気持ちを受けて、本船は瀬戸内海を滑るように静かに南下していきました。

LPG タンカーマーケットの動向はヨーロッパ中心に日々流動化しており、今後も用船者殿や船主殿のニーズに応えられる高仕様、高効率の船型を開発してゆく所存です。

[2002/07/01]

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