NEWS 210 : HIP HIP HOORAY!
5月13日、晴れ渡る青空のもと、シンガポールの EPIC Gas. Ltd. 様よりご発注いただきました11,000m3 LPG船の2番船となるS524番船の命名引渡式がとり行われました。
本船の係留された2号岸壁に設けられた式典会場には、船主側からEPIC社のCFOでいらっしゃる Ms. Uta Urbaniak-Sage、今回のメインゲストFP Marine Risks Limited の Group Chief ExecutiveでいらっしゃるMr. Richard Walker様ご夫妻をはじめとするゲストの皆様に多数ご参列いただきました。
Mr. Richard Walker の御令室 Mrs. Tessa Walkerと、Ms. Uta Urbaniak-Sage への花束贈呈に引き続き、Mrs. Tessa Walker より "EPIC SHIKOKU" と命名が宣言されるとともに船尾に刻銘された船名が披露され、いよいよメインイベントの支綱切断です。ゴーグルで完全防備したMrs. Tessa Walkerが力強く斧を振るうと、綺麗に支綱が切断され、それに結わえ付けられていたシャンパンが見事に割れるとともに、花火の祝砲が鳴り響き、くす玉より七色のテープと紙吹雪が舞い散るなか、式典はクライマックスを迎え、社旗が交換され滞り無く幕が閉じられたのでした。
市内のホテルに会場を移した祝宴会で披露された船名の由来ですが、EPIC社のシリーズ船のトップバッターであるEPIC SENTOSAと同様に島(SHIKOKU=四国)の名前にちなんで名付けられたそうです。日本人の私たちは本州、北海道、九州とともに四国が「島」であるというイメージは持っていませんが、世界のスケールから見れば日本は全て島となるのでしょうね。そして四国はみかんの一大産地であり、鮮やかなオレンジ色を身にまとった本船にとてもふさわしい船名と言えるのではないでしょうか。
祝宴会はABSの松本整カントリーマネージャーに締めをお願いしましたが、氏のご提案でイギリス出身のWalkerご夫妻に「Hip hip hooray」の叫び方を指南して頂き、皆の声を揃えた三唱で締めくくられたのでした。「Hip hip hooray」は喝采を送り叫ぶ言葉として知られていますが、特に英国人にとっての「hooray」は喜びという感情と深く結びついている言葉で、誰かに感謝の意を表したい時に「Hip! Hip! Hooray!」と三回叫ぶそうです。
それではEPIC SHIKOKUの航海の安全と、お集まりいただいた皆様方のご多幸を祈念して、「Hip! Hip! Hooray!」
[2016/06/17]