冷凍コンテナには排熱の問題がついてまわり、通常のコンテナ船では、ホールド内に通常コンテナを積載する一方で、デッキ上、ハッチカバーの上など、通気性のある場所に冷凍コンテナを積載するのが普通です。
しかし、何隻も発注してくださっている海運大手 COSCO からいただいた今回の宿題は、密閉されたホールド内に積載するすべてのコンテナ分にもリーファープラグを搭載し、トータルで 400TEU の冷凍コンテナを輸送するという、世界でも類を見ない冷凍コンテナに特化したコンテナ船でした。
そこで日ごろの基礎研究や冷凍船開発で培った技術をベースに、通風機の配置からはじまり、ホールド内の給排気システムを新規開発。試験や検証を繰り返すことで、お客様からの(冷凍コンテナですが)熱い期待に応える製品として完成することが出来ました。この三隻シリーズは、画期的な船舶として世界的に注目を集めたのも大きな喜びでした。
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