NEWS 236 : 食のワンダーランド
2月24日付の日経新聞で紹介されておりましたので、ご覧になった方も多いのではないかと思いますが、「食べて飲める生鮮市場10選」で当社地元下関市の「唐戸(からと)市場」が3位に選ばれていました。
このランキングは全国28の市場から、生鮮流通や観光に詳しい専門家が「地元の新鮮な食材が集まる」、「その場で飲食できる」、「近年魅力度が上がっている」などの観点から点数化したものとのことで、「築地場外市場」(4位)や「函館朝市」(6位)など名だたる市場を抑えて堂々のベストスリー入りです。
灯台下暗しというべきか私達下関市に暮らす者にとっては、近頃週末に周辺道路が渋滞する事もあってか、それほど関心深く訪れることもあまりないのですが、全国的に取り上げられたのに不案内とあっては馬関っ子(下関の古称を「馬関(ばかん)」と言います)の名が廃りますので、早速潜入取材を試みました。
唐戸市場は下関市唐戸町にある地方卸売市場で、食品卸や仲卸による海山品の販売だけではなく、周辺の漁師が沿岸漁業で漁獲し早朝に揚がったばかりの新鮮な魚介魚を自分たちで販売するという、いわゆる「直売所」の機能も持った魚市場です。市場内には「活きいき馬関街」と称して40店舗あまりの業者さんが軒を連ねており、各店舗がそれぞれ自慢の海鮮食材を使った寿司や刺身、海鮮丼、唐揚げ、煮付けなど色とりどりに店先に並べています。どの店も国内外の観光客で溢れ、お店のおばちゃんの威勢のいい掛け声で、鼻孔はもとより視覚・聴覚を刺激されると、否が応でも購買意欲をそそられる、といった仕掛けのまさに「食のワンダーランド」となっていました。
早速海鮮丼を購入し、市場屋上にある芝生広場に出ると眼下に関門海峡を一望でき、汽笛を鳴らして行き交う船を眺めながら海鮮丼をかき込むと、港町下関を五感で十二分に堪能できたのでした。「活きいき馬関街」は金・土曜日は10:00~15:00、日・祝日は8:00~15:00に開催されていますので、当社にお立ち寄りの際は少し足を伸ばしてみては如何ですか?