NEWS 311 : ルールよありがとう!初の初戦突破!
旭洋 BLUE STARS を覚えていらっしゃいますか? BLUE STARS は 2017年に結成された、旭洋造船の公式カッター部。地元下関市で(コロナがなければ)毎年開催されている「下関カッターレース」に、第6回大会から欠かさず参加してきました。
さて今年。コロナ禍の影響を受け2020年度より中止となっておりました「下関カッターレース」が、一般部門 32チームの参加を得て、4年ぶりに開催されることになりました。我が「旭洋 BLUE STARS」もクルーは若干入れ替わりましたが、もちろんエントリーです!
悲願の初勝利に向け、本戦に先立って下関水産大学校・カッター部のコーチによる特別練習会に参加したのですが、久しぶりに復帰したクルーと初参加のクルーの混成メンバーであるだけに、最初は苦戦の連続でした。唯我独尊で自分のペースを崩さないヤツあり、急な無酸素運動で顔面蒼白なヤツありと、漕ぎ出したときはオールの動きもバラバラだったのですが、練習を重ねるにつれて、少しずつ息が合うようになり、最後は海面を滑るようにスムースに進むことができるようになりました。
そして迎えた決戦の日。梅雨の合間の絶好の晴天に恵まれて、「第9回下関カッターレース」の幕が開きました。先の練習会によりコツを掴んだ我が「旭洋 BLUE STARS」のクルー達は、必勝を期し初戦の第1レースに臨みます。しかし、第1レースの組み合わせは、なんと同業・小門造船さんの「チームSHIPBUILDER」、当レースのメインスポンサーでありお取引先でもある造船・海運資材商社シモセンさんの「チームシモセン」との3チームではありませんか! 同じ業界の者同士、微妙なライバル心や忖度が混じり合う組み合わせとなりました。
スタートの合図に素晴らしいスタートダッシュを決めた「旭洋 BLUE STARS」。艇指揮の掛け声に一糸乱れぬオールさばきを見せ、折返しのブイをトップで旋回しました。ところが終始落ち着いたペースを崩さない「チームシモセン」に追い抜かれ、更にはジリジリと差を広げられると、焦ったクルーたちのオールがばらつき、更に「チームSHIPBUILDER」からの急追を受けます。しかし、なんとか粘り、辛うじて2位でフィニッシュ!
前回までのルールならば、ここでゲームオーバーだったのですが、今回の大会はまだ参加者が比較的少なかったため、各レースの二位以上の22チームおよび敗者復活を勝ち上がった2チームに、準決勝に進む権利が与えられます。 思いもよらぬ形で初の2回戦進出を果たした BLUE STARS。しかし、準決勝の組み合わせは何と前回優勝&準優勝チームとの「死の組」でした。迎えた準決勝、BLUE STARS は18秒近くタイムを縮めたものの、トップチームとの差は残念ながらまだまだ大きく、容赦なく大差で撃沈されたのは言うまでもありません。準決勝24チーム中、タイム15位という結果で「旭洋 BLUE STARS」の夏があえなく終わりを告げたのでした。
挑戦は続きます。さあ目指せ初勝利!今回の特別練習会や本戦での奮闘の模様は Instagram でもぜひご覧下さい。
[2023/08/10]