2月27日、春の来訪を思わせる雲ひとつない晴天のもと、S567番船の命名引渡式が開催されました。この567番船は、NEW GENERAL AVIATION INTERNATIONAL PTE. LTD.様よりご発注いただいた 1,096TEU型コンテナ運搬船のシリーズ船の第一船目となり、当社にとってはこれより怒涛の連続建造に入る記念すべき第一船です。

式典には船主でいらっしゃる NEW GENERAL AVIATION INTERNATIONAL PTE. LTD. 代表取締役社長の五十嵐明様ご夫妻を始め、伊藤忠商事株式会社、Lloyd's Registerよりご来賓をお招きして開催されました。冒頭の国旗掲揚、花束贈呈に引き続き、五十嵐社長ご令室の千明様より ”A GORYU” と命名宣言がなされ、事前の練習の成果を発揮され見事に支綱を切断されると、日本晴れの空に多数の花火が華やかに打ち上げられました。そして社旗が当社より伊藤忠商事株式会社へ、更にはNEW GENERAL AVIATION INTERNATIONAL PTE. LTD.へと交換され、”A GORYU” へ新たな生命が吹き込まれたのでした。

式典後は関門海峡を望む市内の会場に場所を移し、越智社長の乾杯の発声によりささやかな祝宴会が催されました。そして歓談の半ば ”A GORYU” が眼前の関門海峡を通峡すると、まるで絵巻のような美しさにあちこちで歓声が上がり、この度の命名引渡式のクライマックスを迎えたのでした。

冒頭ご説明しましたとおり、この ”A GORYU” が連続建造の第一船目となり、当社工場内のそこかしこで、これに続くシリーズ船の建造が進んでいます。私たち旭洋造船は、連続建造のメリットを活かしてブラッシュアップに努め、皆様にご満足いただける船舶の建造に一丸となって取り組んでまいります。