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20年以上にわたって記録している旭洋のライフログ。わたしたちはこういう造船所です。

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NEWS 111 : S486命名引渡し

自動車船・シリーズ二番船

2010年初頭を飾るビッグイベントとして、住友商事殿ご発注によるノルウエー船主、グラム・カー・キャリアーズ向け自動車運搬船4隻シリーズの第2隻目、16,000m2型自動車運搬船S486番船の命名引渡式が1月7日に行われました。

16,000m2 自動車運搬船 HOEGH CARIBIA 命名引渡

今回のゲストは、船主サイドから社長である Peter D Gram 様を始め、用船者である Hoëgh Autoliners 殿より CEO の Carl-Johan Hagman 様、発注者の住友商事殿 等々総勢25名となりました。

調印式に引き続いて、ゲストはS486番船に移動、命名引渡式は始まりました。この日は折しも日本列島を覆った大寒波のさなか、比較的温暖な下関市においても小雪がちらつき、足元から寒さが伝わってくるというコンディションとなってしまい、我々旭洋造船サイドは震えあがるのみでありましたが、さすが北欧という寒さには慣れているこの地域から来られただけあってゲストの皆さんは平気なご様子でした。

自動車運搬船 HOEGH CARIBIA 命名引渡式
自動車運搬船 HOEGH CARIBIA 命名引渡式
自動車運搬船 HOEGH CARIBIA 命名引渡式

さて、式は滞りなく進み、ノルウェーの民族衣装に身を包んだ Hoëgh Autoliners 前技術副社長・Mrs. Yngvil Eriksson Aasheim 様の命名により、S486番船は "HOEGH CARIBIA" として生まれ変わりました。続く船内見学の前に、寒い中で身体の芯から温まる日本の飲み物を知ってもらう意味でもちょうど良いとの発案でゲストに熱い甘酒がふるまわれ、この日本式のもてなしにはゲストの方から "good idea!" "so sweet!" など称賛の声が相次いでおこりました。

ところを変えて、ホテルでの祝宴もまた、日本式のお祝い方法である鏡開きなどで大いに盛り上がりました。出港した“HOEGH CARIBIA”がホテル眼前の関門海峡に姿を現したとき、その盛り上がりが最高潮に達したことは言うまでもありません。

自動車運搬船シリーズもあと2隻、旭洋造船は引き続き全力でその建造にかかります。シリーズ船の航海に幸あらんことを!

[2010/01/27]

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