NEWS 233 : 青い海・青い空そしてグラン・ブルー
秋の清々しい日差しが降り注ぐ10月11日、PARADISE GAS CARRIERS CORP.様にご発注いただいたセミレフ型7,000m3 LPG運搬船1番船となる S532番船の命名引渡式が晴れやかに行われました。船主である PARADISE GAS CARRIERS CORP. のPresident/DirectorでいらっしゃるMr. Constantinos Tsakiris は、今回はパートナーとご令嬢のお一人を伴ってのご来訪です。
晴れ渡る空の下、ギリシャ、日本両国の国歌が演奏される中、それぞれの国旗が掲揚され、PARADISE GAS CARRIERS CORP. の Secretary-Treasurer/Director & Principal Shareholder でいらっしゃる Mr.Petros Vasilopoulos のお母様Mrs.Marina Vasilopoulou による命名宣言と支綱切断で、S532番船に "PGC TAORMINA" という新たな命が吹き込まれたのでした。
命名の由来となったタオルミーナ (Taormina) は、イタリア南部シチリア島にある人口1万人あまりの町で、古代ギリシャやローマ帝国の支配を受けた当時の神殿や遺跡を今に伝えている歴史ある観光地の一つです。また、フランス人天才ダイバー、ジャック・マイヨールを題材としてフリーダイビングの世界を描いた映画「グラン・ブルー」の舞台としても知られています。今年はG7サミットも開かれましたね。
船内見学を終え、関門海峡に臨むホテルに舞台を移して祝宴会が開催されました。そして宴もたけなわの頃、PGC TAORMINA が目前の関門海峡を通過するとの報が入り、眼下に関門海峡を見渡せる屋上に急遽移動すると、PGC TAORMINA はまさにグラン・ブルーたる威風堂々とした雄姿を海峡に現したのでした。
PARADISE GAS CARRIERS CORP. 様にご発注いただいたシリーズ船の4隻目となるセミレフ型LPG運搬船2番船の建造が進んでいます。シリーズ船の最後を飾るこの2番船に旭洋グループの持てる力を結集し、さらなる高品位船の完成を目指し、有終の美を飾るべく邁進してまいります。
[2017/11/06]