NEWS 260 : 「事業継続力強化計画」が認定されました
近年、気候変動等の影響により、豪雨や台風による深刻な被害が各地で発生しています。加えて、近い将来、南海トラフ地震や首都直下型地震といった巨大地震の発生が予測されています。また、伝染病の発生に加え、全国各地で雪害や竜巻、火山の噴火など様々な自然災害に伴うリスクも想定されます。
こうした自然災害は、個々の事業者の経営だけでなく、我が国のサプライチェーン全体にも大きな影響を及ぼすおそれがあります。このため、中小企業庁は、中小企業の自然災害に対する事前対策(防災・減災対策)を促進するため、「中小企業の事業活動の継続に資するための中小企業等経営強化法等の一部を改正する法律(以下、中小企業強靱化法という)」を国会に提出し、国会審議を経て、令和元年5月29日に成立、7月16日に施行されました。
この法律により、防災・減災に取り組む中小企業がその取組を「事業継続力強化計画」としてとりまとめ、国が認定する制度が創設されました。そしてこのたび当社が中国経済産業局に申請した「事業継続力強化計画」が認定されました。
この認定を受け、当社では全社横断的なプロジェクトチームを発足し、更に一歩踏み込んだ旭洋造船版「事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)」の策定に取り組んでおり、その目的として、
- 自然災害発生時において、人命を最優先とし、従業員・顧客・取引先の人命を守る
- 自社の経営を維持し、雇用を守り、取引先への影響を軽減する
を掲げています。
また計画の策定のみにとどまらず、実効性を担保するためにこれに基づいた日常的な点検・訓練体制を整備し、従業員のみならずチーム旭洋のメンバー一人ひとりの生命を守る取り組みに、全力を注いでまいります。
[2020/02/05]