NEWS 008 : 姉妹船契約
「PETRO COMBO」の妹が誕生します。
このたび、NEWS002 で掲載のシンガポールの PETROSHIPS グループから、当社 S442 番船16,500DWTプロダクトキャリア「PETRO COMBO」の同船を追加受注いたしました。
4月18日にシンガポールの PETROSHIPS 本社会議室において、とどこおりなく契約調印をすませました。
PETROSHIPS からは前回同様、チャン会長、テオ常務、キー常務の御三方が出席され、さらに第1船以来本件の縁結びの神様である KOMAYA SHIPPING 長谷部社長もお忙しい中わざわざお越しくださいました。
当社からは、岡本、越智の両常務が揃って出席し、前夜17日のチャン会長ご招待による記念夕食会は、前日に帰国されたチャン会長の一ヶ月を超えた欧米出張中のエピソードで盛り上がりました。
翌朝10:00よりサインをすませ、無事書類交換を終了いたしました。
今回も注目しておりましたが、契約の当日、チャン会長により船名は「PETRO VARIO」と命名されました。
今回の船名「PETRO VARIO」の VARIO はスペイン語の「VARIO」に由来します。英語の「VARIOUS」と同義語ですが、前回の「COMBO」同様、様々なあらゆる貨物を積載できる船、またバライエティーあふれる少数精鋭のスタッフによって他船社とは一線を画した経営を行っていく PETROSHIPS グループの発展をイメージした命名とのことです。
米国の景気回復を含め先行きのはっきりしない海運マーケットにあって、 PETROSHIPS 社にとっても最大級のタンカーを更に一隻追加発注いただいたことは、旭洋造船にとってもこれまでのリーファーとコンテナ船中心の受注体制からタンカー建造を一気に加速してゆくチャンスを最高のタイミングで与えていただいたと言えるでしょう。チャン会長のご英断に心から感謝すると共に、 PETROSHIPS 社の益々のご繁栄を祈念し、造船所としては第3番船の船名に思いを馳せることにしましょう。
さて、5月はいよいよ1番船のブロックが完成し始める為、常駐監督が来日されることになっており、当社にとって久々の大型でしかもハイスペックなプロダクトタンカーの建造の本番が近づいてきました。
この姉妹船の契約完了とともに、いやがうえにも社内のムードは PETROSHIPS 一色に染まってきました。
[2002/05/15]