NEWS 011 : 新役員人事発表！大幅な若返り！
このたび６月２８日に開催された株主総会並びに取締役会にて、社長の交替を含め大幅な若返り人事が発表されました。
旭洋造船・新役員会（カッコ内は旧役職）
- 岡本偕一 代表取締役社長（常務取締役）
- 越智勝彦 代表取締役専務（常務取締役）
- 三井哲夫 取締役設計部長（取締役設計第一部長）
- 上田正彦 取締役総務部長（取締役経理部長）
- 瀧 正和 取締役品質保証部長（取締役設計第二部長）
- 伊良原勲次 相談役（代表取締役社長）
左より右へ：瀧正和、三井哲夫、岡本偕一、上田昌彦、越智勝彦
トップの年齢が20歳若返りました。岡本偕一（ともかず）新社長は、1942年福岡県生まれで、鹿児島大学工学部機械科の卒業です。旧林兼造船に長年勤務の後当社に入社し14年が経ちますが、一貫して設計部門を掌握し、常務になってからは工作部門も併せて担当してきました。この間弊社の技術的レベルアップに多大な貢献をもたらし、今に至っております。
岡本新社長よりごあいさつ
この度、代表取締役社長に任命されました岡本です。21年の永きに渡り、旭洋造船の最も苦しい時期をその辣腕で何度も乗り越えてこられた伊良原相談役は、当社にとりましてまさしく中興の祖であり、その後を任されるにはあまりにも荷が重いことではありますが、自分の持てる力のすべてを出して、旭洋造船の経営に従事してゆく所存です。
私が入社した14年前と比べますと、伊良原相談役の陣頭指揮のもと、現在の旭洋造船は技術的にもまた財務内容的にも大幅に進歩したと思います。ただ、迫りくる韓国・中国ヤードの脅威を目の当たりにしている現在、このままの体制ではアジア造船界での淘汰は避けられないとの強い危機意識をもった上で、私は以下の4点を最重点課題として、これからの経営に取り組んでゆく所存です。
- 技術力、特に設計能力を前面に打ち出した営業活動を強化する。そのための投資は積極的に行う。
- これまでの常識を打ち破る発想でコストダウンを達成し、価格競争力をつけるのは当然のことながら、品質についても更なる向上をはかる。
- ある意味で肥大化した組織を見直し、年功序列の賃金体系への決別をはかる。
- 決して仲良しグループになることなく、しかしながら、若手社員も含めて自由に建設的な意見を発表交換できる、開かれた経営を行う。
これからは、社員と危機感を共有しながらも、開かれた明るい職場作りを目指します。主に営業部門と管理部門を統括する、越智新代表取締役専務との絶妙な連携を維持しつつ、生き残る造船所としてのあらゆる可能性にチャレンジし、将来の繁栄を勝ち取るように精進いたしますので、皆様のご愛顧とご協力をお願いいたします。
岡本偕一
[2002/07/15]
