6月18日に、弊社の超低温冷凍技術力の結晶ともいえる180,000cft超低温冷凍船の命名引渡式が行われました。

台風接近中という悩ましい天候条件の中、船主である山根産業株式会社殿、瀬野代表取締役殿はじめ海外供給者殿、国内荷受者殿など総勢50名を超えるゲストにご臨席いただきました。近年これほどの人数のゲストが来られた引渡式も記憶になく、本船への期待の高さがうかがえる光景でした。

本船デッキ上での命名引渡式は雨の中無事終了しました。20余の候補の中から選ばれた船名は「Tuna Queen」、引渡式後のホテルでの祝宴会、正に鏡割りの瞬間にそれは眼前の関門海峡に姿を現しました。台風接近で薄暗くなった関門海峡にカモンワーフの建物の影から突如幻想的に現れた「Tuna Queen」?そのホワイトで統一された優美な晴れ姿は文字通り女王の名にふさわしく気品すら感じさせるものでした。数知れぬ引渡経験を持つ弊社専務の越智をして、「背筋がゾクゾクした、まるで別世界の出来事のようだった。」と言わしめたほどです。祝宴会はしばし中断、その姿に見とれるあまり写真を撮り忘れる方もおられたそうです。感動的なハプニングでした。（完璧なタイミングで本船を動かしていただいたクルーの方に深謝！）

旭洋造船のスペシャルスペック「Tuna Queen」は、「マグロ冷凍運搬船の女王」として世界の海をかけめぐることでしょう。

[2003/07/20]