NEWS 036 : SITC YOKOHAMA 命名引渡式
2004年8月26日、山東海豊国際航送集団有限公司(SITC)グループ殿よりご発注の831TEU型コンテナ船、シリーズ7番船となるS453の命名引渡式が同船上で行われました。
記録的な猛暑と台風ラッシュが続いたこの夏でしたが、この日は台風一過のどちらかといえば秋の日に近い爽やかな天候に恵まれ、あたかも天が同船の未来を祝福しているかのように思われました。
式は、船主殿 楊総裁ご夫妻、ご令嬢を始め総勢35名を超えるゲストにご出席いただき、華やかに開式致しました。ご令室の命名によりS453は "SITC YOKOHAMA" と名づけられ、続いてご令嬢のテープカットによりシャンペンの洗礼を受けた同船は "SITC YOKOHAMA" として処女航海へと旅立って行きました。
同日午後、ホテルで行われたレセプションでは、スペシャルイベントとして同型船シリーズ10、11隻の仮契約調印式が行われ、SITC殿と旭洋造船との結びつきが更に強固なものとなったことを、出席された関係者一同で再認識することができました。
さらにご多忙中にもかかわらず特別にご出席いただいた下関市助役殿、港湾副局長殿からもお祝いのお言葉をいただきました。誠にありがとうございました。特に助役殿に代読いただきました、公職でご出張中であった下関市長殿からのお祝いのメッセージは、
「今年、友好都市締結25周年を迎える下関市と青島市。10月には様々な記念行事が予定されており現在その準備が懸命にすすめられている。この25周年を機に、青島市はもとより、広く中国との交流を一層図っていきたい。そんな中、かねてより SITC様の新造船のご発注が、1万総トン級の造船能力を持つ山口県唯一の地場造船所にされていることは、下関市企業の技術力への高い評価であり、また経済面からも両国の交流に多大なる貢献をいただいているということである。このことは非常に喜ばしいことであり、今後とも両社の良好な関係が末長く続くことを心から念願する。」
という趣旨の内容であり、旭洋造船にとりましても大きく勇気付けられるメッセージでありました。
こうしてレセプションは "SITC YOKOHAMA" の無事航海を全員で祈りつつ和やかに閉宴しました。"SITC YOKOHAMA" に幸あれ。
[2004/09/12]