NEWS

20年以上にわたって記録している旭洋のライフログ。わたしたちはこういう造船所です。

QUICK FILTER

造船
企業
人間
下関
造船
企業
人間
下関
造船
企業
人間
下関
造船
企業
人間
下関
造船
企業
人間
下関

LATEST NEWS & ARCHIVE

NEWS 108 : 120トン吊りジブクレーン新設!

久々の大型設備投資

本年12月、120トン吊ジブクレーンが稼動開始します。旭洋造船にとって久々の大型設備投資です。

各造船所でブロックの大型化による建造効率の追求が始まった4, 5年前から、当社においてもブロック搭載用の1号60トンクレーンの老朽化が目立ち始めたこともあり、クレーンの新替について何度か議論されてきました。

ただ上工程であるブロック組立工場やブラスト工場が最大で60トンブロックを想定して計画されているため、大型クレーンの能力を最大限引き出すには、建造ドックサイドに相応の広さのブロック合体場所を確保する必要があるなどの物理的な課題がありました。

新しい120トン型ジブクレーン

3年前より約1年という時間をかけて、単に合体スペースの確保にとどまらず、建造プロセス全体をどのように効率的に再構築できるか、という観点から社内で徹底的に議論を行い、最終的にボトムアップの形で船殻工程全体の見直し案がまとまったことを受けて、ブロック組立工場の改装、各定盤の整備、材料の流れの見直しの締めくくりとして、クレーンの新替を決定しました。

一方で昨年秋のリーマンショック以来の一年の間に、造船所を取り巻く環境は一変し、増産増産の時代から適正な船舶供給量を維持しながらのサバイバルが求められる時代になりました。当社のクレーン導入は、生産量の拡大ではなく、建造効率の最適化を念頭においていたため、受注環境に影響を受けることなく、最適な人員数の調整・実現という形で時代に見合ったメリットを享受することができます。

来年には、サイズが大きく異なる船の連続建造となるため当社は初めてのタンデム方式の建造にチャレンジします。今後更なる試行錯誤の繰り返しによる習熟を重ね、大型ブロックでの効率的な搭載ノウハウを蓄積しなければなりません。この新型クレーンを効率よく稼動させていくことこそ、造船所の根幹である最適化された船殻工程の確立へ向けた大きな一歩である、と我々は確信しています。

今後の旭洋造船にご期待ください。

[2009/12/15]

Post 1 / 7 Next Post >
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
コンテナ船
ガス運搬船
冷凍船
セメント船
球状船首
Builder of Advanced Merchant Ships

KYOKUYO SHIPYARD CORPORATION

〒752-0953 山口県下関市長府港町8-7
© 2002-2024, Kyokuyo Shipyard Corporation