NEWS 153 : シリーズ最終船・S503番船引渡し
2012年6月20日、6,600DWT RORO船シリーズ4隻の最終船、欧州船主 SHIPLUX X S.A. 殿より発注を戴いたS503番船が引き渡されました。
S500番船から始まったこのシリーズは、旭洋造船にとって16年振りの建造となる最新鋭のRORO船とあって、設計陣、工作陣を始めとする全スタッフにとって特に思い入れの深い船となっており、その美しいヨーロピアンタイプのフォルムの見おさめとなるかと思うと、名残り惜しい気持ちも致します。
当日は、船主殿を代行して技術部門担当会社 EuroShip Service Ltd. より Managing Director の Frank Davis 様、New Buildeng Chief Supervisor の Chris King 様、そして主契約者である双日マリン アンド エンジニアリング株式会社より代表取締役社長・新井克治郎様、新造船グループ・村上翔様にご出席いただき、調印後、引渡式を執り行いました。本船上で行なわれた式では、キャプテン以下クル―の方々の晴れがましく嬉しそうな笑顔が印象的でした。
S503番船は翌日の午前、旭洋造船のスタッフに送られながら出港しました。シリーズ4隻の無事な運航を祈念すると同時に、最新鋭のRORO船建造へとチャレンジするチャンスを与えてくださった実質オーナー会社のCLdN社殿、主契約者の双日マリン アンド エンジニアリング株式会社殿に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
[2012/07/02]