5月26日、快晴、ギリシャのPARADISE GAS CARRIERS CORP. 様よりご発注いただきました7,500m3LPG船S529番船の命名引渡式が行われました。遠路はるばるギリシャよりお招きした船主であるPARADISE GAS CARRIERS CORP. のChairmanでいらっしゃるMr. Constantinos Tsakirisをはじめとする多数のゲストの皆様の立ち会いのもと、命名引渡式がとり行われました。

ギリシャ、日本両国の国旗掲揚・国歌演奏の後、Mrs. Sorina Lazarより「PGC PATREAS」と命名宣言され、支綱切断、シャンパン割りを合図に花火が打ち上げられ、紙吹雪の舞い散るなか盛大な拍手とともに式典は最高潮に達しました。「PGC PATREAS」の雄姿の前にゲストの皆様の記念撮影、船内見学が終了した後、我々旭洋マンの振る黄色いハンカチに見送られ、「PGC PATREAS」は悠々と1号岸壁を離れ、関門海峡に進路を向け出港していきました。

一足先に関門橋や関門海峡を眼前に見渡せるイタリアンレストランに移動したゲストの皆様を前に、「PGC PATREAS」がその堂々たる姿を見せ誇らしげに汽笛を鳴らすと、パーティーは歓声に包まれました。皆さんの笑顔に満ち喜んだ姿を見せていただいた瞬間が、我々造船マンにとって至福の瞬間といえるのです。

引き続き2番船、更にはセミレフ型1番船・2番船とPARADISE GAS CARRIERS CORP. 様のLPG船の建造が続きます。これまで以上に新造船監督との情報交換・意思の疎通を大切にし、より良い新造船の建造につなげていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

[2017/06/25]