NEWS 231 : 旭洋 BLUE STARS 初戦は無念の敗退
8月27日快晴。残暑厳しい太陽の照りつける下、第6回下関カッターレースが開催されました。実行委員長の祈願の甲斐あって、快晴無風の絶好のレース日和となりました。会場に集結したのは地元下関市の企業チームを中心とした合計65チーム600名に及ぶ猛者たちです。
レース会場となるのは下関漁港前の下関と彦島の間の狭い海峡で、地元では小戸(おど)の瀬戸と呼ばれており、大正時代から昭和の初めにかけての埋め立てが進むまでは関門海峡以上の潮流が通り抜ける難所だったそうです。昭和13年に水門で潮流が止められてからは静かな内海になり、かつては日本一の漁港として栄えた下関漁港や林兼造船をはじめ幾つかの造船所がありました。何を隠そう当社もこの彦島を発祥の地としており、今も遺された旧社屋の前に社旗をはためかせながら当社カッター部「旭洋BLUE STARS」がその雄姿を現したとき、感慨深げな眼差しを向けた越智社長の姿が印象的でした。
さて、早くも強烈な日差しを放ちだした午前9時過ぎ、予選第1レースがスタートしました。予選は3チームが同時にスタートし順位とタイムを競うのですが、各レースのトップと、2位以下全チームのうちタイム上位10チームが準決勝に進むことができます。BLUE STARSがエントリーしている一般の部は全17レースが組まれており、各チームとも練習の成果か、片道180メートルの往復コースを3分程度で難なくクリアしていき、いよいよBLUE STARSの第11レースを迎えました。
スタートの号砲とともに勢い良く飛び出したのですが、一瞬のオールの乱れを突かれ「チームヤンマー5.4馬力」を追う展開となりました。折り返し地点のブイを艇長・中野の巧みな舵さばきでクリアするも、チームヤンマー5.4馬力との差がジリジリと大きくなり、艇指揮・吉田常務の懸命の叱咤号令も叶わず、タイム 3'36"87 の2位でフィニッシュ!
この時点での2位以下タイムでは全体で7位、残り6レース結果を固唾を呑んで待ちましたが、残念ながら最終13位となり予選敗退となってしまいました。ただ、全51チームのタイムとしては26位、準決勝に進出した各レース1位チームのうち4チームにはBLUE STARSがタイムで勝っており、組み合わせにいかんによっては準決勝進出も夢ではありませんでしたので、まさに「惜敗」といえるのではないでしょうか。
我が旭洋BLUE STARS、初陣を飾ることはできませんでしたが、チーム旭洋の結束は大いに強まりました。是非来年度は準決勝進出を目指したいと思いますので、社員のみなさんの温かい声援をお願い致します。また、今回は若手中心メンバーでしたが、中堅、シニアチームの結成も歓迎しますので、我と思わん方は事務局までお問い合わせ下さい。
最後に、酷暑の中ご来場、ご声援いただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。
[2017/09/19]