NEWS 243 : リベンジなるか!?
例年より早い梅雨明けで記録的な猛暑となった7月15日、第7回下関カッターレースが開催されました。惜しくも予選敗退となった昨年のリベンジを期し、今年も当社カッター部「旭洋BLUE STARS」の参戦です。二度目のチャレンジとなりますが、体力強化のための自主トレに励み臨んだ特別練習会が強風のため中止となり、昨年の本戦以来の漕艇で一抹の不安をいだきながらの参戦となりました。
今年もレース会場となった下関と彦島の間に横たわる海峡『小戸の瀬戸』に集結したのは、一般・女子・エキスパート部門より全63チーム・500名を超える猛者たちです。我が「旭洋BLUE STARS」は予選全21レース中、第16レースの出場とあって、各チームの戦いぶりを観戦しながら、作戦会議に余念がありません。鍵は片道180メートルの折返しターンと見て、指揮官・吉田常務を中心に漕艇のシミュレーションを繰り返しました。
さて、強烈な日差しに耐えながら、待ち続けること2時間あまりの11時過ぎ、いよいよ「旭洋BLUE STARS」の出陣の時となりました。予選は3チームが同時にスタートし順位とタイムを競いますが、各レースのトップと、2位以下全チームのうちタイム上位10チームが準決勝に進むことができます。スタートの号砲とともに勢い良く飛び出した3チームですが、次第にチーム「夢的艦隊」とのマッチゲームの様相を帯び、作戦通りのスムースな折返しを見せた「旭洋BLUE STARS」は「夢的艦隊」を射程に捉えたかに見えました。と、その時、ラストスパートをかけた「旭洋BLUE STARS」の右舷のオールが一部錯綜し一瞬のタイムラグが生じると、すかさず「夢的艦隊」がスパーーート!! 4秒あまりの差をつけられ惜しくも2位に甘んじる結果となってしまいました。タイムは3'39"30、第16レース終了時点9位ですが、残り5レースの結果いかんによっては準決勝進出の可能性もある微妙なタイムです。
固唾をのんで見守った残り5レースでしたが、結局2位以下全チームのうち13位というタイムに終わり、予選突破の夢は露と消えました。10位チームのタイムは3'29"72でしたので、約10秒差ということになりますが、1位で予選通過したチームのうち2チームは「旭洋BLUE STARS」より遅いタイムでしたので、組み合わせいかんによっては予選突破の可能性もあったと言えます。いやいや、他力本願ではなく、3分30秒を切れば、組み合わせに関係なく予選突破が望めるはずです。あと10秒の短縮を目指し、来年の第8回大会に向けて鋭気を養いたいと思います。
[2018/08/31]