NEWS 280 : S-561番船起工式が挙行されました!!
2021年9月6日(月)10時30分より、弊社ブロック工場にて台湾船主のKoo's Shipping Company, S.A.様よりご発注頂きました205,000CFT型冷凍運搬船 S-561番船の起工式がとり行われました。
Koo’s Shipping Company, S.A.様は台湾でも有数の冷凍船保有船主であり、本船はカーゴホールド内を -50℃以下に維持することができる超低温冷凍仕様となっております。本船は太平洋島嶼国で漁獲された魚類を枕崎やバンコク等のアジア市場へ輸送する航路に用いられる予定で、それらは主にかつお節や缶詰に加工されることになります。
コロナ禍のさなかに引合いを頂いた本船の建造契約はオンラインで締結が行われました。その後もなかなか対面での打合せは難しい状況でしたが、無事に今回の起工式を迎えることが出来ました。
今年7月に実施された本船の姉妹船S-560番船の起工式では、船主様はリモートでのご参加となりましたが、今回S-561番船の起工式には遥々台湾より董事でいらっしゃる清水様にもご臨席いただき、本船建造工事の安全を祈念して起工式を挙行することが叶いました。
ワクチン接種が進み、徐々にではありますがコロナ禍前の日常が取り戻されつつあるように感じられます。
さて私、鈴木達仁は 2021年4月に旭洋造船に入社しました。前職は全くの別業界ですが、社内外のたくさんの人々が関わり合うことで船という一つの大きな商品を造り上げる造船業という仕事に魅力を感じて入社を決意しました。
自分にできることはまだまだ少ないですが、契約から1年以上の時間をかけて船主様、業者様及び社内各部署と調整を重ねてきたS-561番船が、この度の起工式を契機にこれから形になっていく姿を見られることを非常に楽しみにしています。
また常に危険と隣り合わせの造船業ですので、無事にお客様に満足して頂ける品質の船を提供できることを祈念して今回の起工式に臨みました。
本船の竣工は来年5月を予定していますが、その頃には状況も落ち着いてゲストの皆さまを多数お招きしての命名引渡式典を開催できることを願っています。
コロナ禍ということもあり、新しいビジネススタイルに変化している昨今、当日を無事迎えることができ、本当に印象深い式典になりました。
[2021/09/06]