NEWS 285 : 海事産業強化法に基く事業基盤強化計画認定を取得
旭洋造船株式会社は、「海事産業の基盤強化のための海上運送法等の一部を改正する法律(海事産業強化法)」の計画認定制度に基く事業基盤強化計画を国土交通省に提出し、2021年11月30日付にて認定を取得しました。
事業基盤強化計画認定とは?
本認定制度は、以下の計画を認定し、支援を提供するものです。
- 造船・舶用機器分野においては、造船・舶用事業者が作成する生産性向上計画や事業再編等の計画。
- 海運分野においては、海事産業者と造船事業者が共同で作成する特定船舶(環境負荷低減、安全、省力化の要件を満たす船舶)の導入計画。
船舶の供給側の造船と需要側の海運の両面に作用するこの総合的な施策によって、海事産業にさまざまな好循環を創出することを目的としています。
事業基盤強化計画が認定されると?
この認定により、当社は、まず、日本政策金融公庫等による長期・低利融資が受けられるほか、事業再編を行う場合は会社設立・合併、不動産売買等に伴う登録免許税を最大50%削減、事業再編を含む事業基盤強化計画を作成する場合は補助金の支援を受けられることになりました。
海運事業者様においては、上記の特定船舶導入計画の認定を受けることにより、当社で船舶を建造する際に、日本政策金融公庫等による長期・低利融資、外航船税制の特例として固定資産税の軽減及び特別償却、鉄道・運輸機構(JRTT)の共有船制度の利率軽減など各種支援措置の活用が可能となり、私ども同様、海運事業者様にとってもメリットがある制度となっております。
旭洋造船の事業基盤強化計画とは?
旭洋の事業基盤強化計画につきましては、ジブクレーンの大型化並びに船殻ブロック及び艤装品の運搬効率化に取り組み、工数の削減、工程の短縮及び動力費の削減を実現し、環境対応船舶の建造に当たっての生産性を向上させ、更なるコスト競争力を身につけるものとなります。また、当社の強みである多船種建造対応能力を維持しつつ、環境性能の高い新船型の船舶を開発し、内航船市場に供給することにより、内航海運の省エネ化に貢献するとともに、今後の今後の顧客のマーケットニーズに即した船舶を提供できるよう体制を整えてゆきます。
旭洋造船は、今回の認定を機に更なる事業基盤の強化に努め、顧客並びに社会の期待に応えられる優れた船舶を供給してまいります。
[2022/02/08]