NEWS 286 : 高所作業車のムダを省き年間2,000万円のコスト削減
去る1月4日、社内の全体朝礼の場で、年間2千万円以上の経費節減を達成した功績を称え「高所作業車管理システム検討チーム」に社長表彰が授与されました。
このチームは、岡本課長代理(工作部/艤装課)・安成係長(資材部/資材課)・西原指導員(資材部/資材課)・廣重課長(工作部/修繕課)靜間係長(工作部/船殻課)・鹿嶋主任(工作部/船殻課)の六人で構成されています。
従来、高所作業車は各係の担当者が手配と返却のタイミングを独自に判断していました。しかし、あまりにレンタル台数が多く、重複による過剰なレンタルが発生しているのでは疑われたことから、一元管理できるシステムの導入の検討がチームによって開始されたのです。
そして 2020年10月、システムが導入されました。しかし、運用開始当初は目に見える成果がなかなか現れず、何が問題であったか、今後どのように進めていけば良いのか、試行錯誤する日々が続いたそうです。
検討チーム内、およびチーム外関係者との協議を重ねた結果、問題解決に向けた四つのを手法が確立されたのは、その後のことでした。
- 「PDCA」サイクルを実行し、常に改善できることがないか考えて業務に取り組む。
- 他部門とも連携を図りながら、自部署の部分最適よりも、他部署を含めた全体最適を優先する
- 「情報の見える化」を図り、関係者と情報を共有、誰もが現状を把握できる状況にする。
- メンバー個人個人ではなく、関係者を交えて改善策を考える。
これらの実践により、ついに努力の成果が実を結びます。2021年4月からレンタル台数が劇的に減少し、現在は2019年・2020年比、月間200万円の経費削減を達成することができたのです。
チームが団結し、共通の認識を持って粘り強く全員で問題点を検証・解決策を実践、チーム外のメンバーも巻き込むことで大きな成果を生んだ今回のストーリーは、われわれ他の社員の仕事にも大きなヒントになりました。我々も問題意識をもち、社内全体の最適を視野に置きながら、業務を進めて行きたいと思います。
[2022/02/24]