NEWS 287 : (本物の船で)社員参加型進水式!
3月1日、あいにくの空模様となってしまいましたが、小門造船鉄工株式会社様にて、新造タグボート「洋丸(なだまる)」の進水式が挙行されました。当社の発注による社船です。
現在保有しているタグボートの船名は「旭丸」、そして本船は「洋丸」であることから、二隻合わせて「旭洋」となります。なお船名については、社内で公募の結果、工作部 内業・組立係 大江指導員の案が採用されております。
当社にとって初の試みですが、今回、進水式の参加及び「支綱切断」を行う者を社内から募りました。厳正なる抽選の結果、多数の応募の中から工作部船殻課 内業・組立係 久保田指導員とそのファミリーが選ばれたのでした。
迎えた式典当日、当社より越智社長、三井専務、小西工作部長、そして久保田家のみなさんが小門造船鉄工様にご招待いただきました。 式典は厳粛な空気の中、神事から粛々と進行していきました。そして式典のメインとなる「支鋼切断」です。大役を担うのは、久保田家を代表する長男の悠輝さん(5歳)と長女の梨花さん(3歳)。ひょっとしたら史上最年少かもしれません。
ドック建造の旭洋造船では味わえない、スリップウェイからの進水ならではの緊張感に包まれた参列者一同が見守る中、兄妹仲良く、一生懸命に支綱をカットする姿に、場の空気は一気に和みました。そして切断が行われると、「洋丸」は花火の轟音、色とりどりの風船と共に勢いよく海へと動き出しました!
久保田家の皆さんは、当初緊張した面持ちでしたが、最後はご家族全員笑顔で式典を終えることができました。子供たちはたくさんのプレゼントをもらい、久保田家にとりまして、思い出に残る忘れられない一日になったのではないかと思います。
暖かくお迎えくださった小門造船鉄工株式会社様の松浦社長を始め、社員の皆様にお礼を申し上げます。
愛情のこもった支綱切断を受けた本船「洋丸」のこれからの活躍を期待するとともに、小門造船鉄工株式会社様の益々のご発展を心よりお祈りいたします。
[2022/04/05]