NEWS 333 : 希望、無限、効率、責任。
当社では3月7日に"GAS HOPE"(S.576番船)、4月30日に"GAS INFINITY"(S.577番船)と2隻の7,500m3 LPG運搬船が竣工致しました。

S.576番船竣工式典ではタンンクサプライヤーとして日頃からお世話になっております泉鋼業株式会社 富家社長ご一家をお招きし、ご令嬢である叶恵様に支綱切断をお願いしました。








S.577番船竣工式典には地元下関の舶用メーカー社長である JRCS株式会社 近藤社長ご夫妻にお越し頂き、近藤社長には命名を、ご令室由芳様には支綱切断を行なって頂きました。








両船はS.576番船の命名を行なって頂きました Mr. Zhongyi Su を代表とする Erasmus グループの船隊の一翼として活躍が期待されます。
昨今世界のエネルギー需要が急拡大し、環境保全が叫ばれる中、石油や石炭に比べると温室効果ガスの排出量が少ないクリーンエネルギーとしてLPG(Liquefied Petroleum Gas,液化石油ガス)が注目されています。本船は7,500㎥ の液化したプロパンやブタン等を輸送することができる、NOx Tier III対応したLPG運搬船で、SCRシステム*を搭載し環境に配慮した船として建造されました。更に本船はPBCF(Propeller Boss Cap Fins)を搭載しており、プロペラの推進効率が改善されることで燃料消費量を低減させることができました。
*SCRとは:(Selective Catalytic Reductionの略、「選択的触媒還元」)還元剤に尿素水を用いて、ディーゼルエンジンからの排ガス中に含まれる大気汚染物質NOx(窒素酸化物)を無害な窒素と水にする排ガス浄化技術の一つ。
旭洋造船では社会的要請や顧客の皆様方のご要望にきめ細かくお応えすべく、引き続き自然環境に配慮した高品質な船舶の建造に、これからも努めてまいります。
[2025/5/10]