NEWS 298 : 海ごみゼロウィーク2022
台風14号一過の9月22日、快晴の空のもと、環境省と日本財団の主催する『全国・秋の海ごみゼロウィーク』全国一斉清掃キャンペーンの一環として、海ごみゼロ活動に参加してまいりました。私たち中小型造船事業者が加盟する一般社団法人日本中小型造船工業会もその趣旨に賛同し「中小型造船所の海ごみ削減アクション」を実施し、この全国一斉清掃活動に参加しております。
本年度は6月9日の参加に引き続き、第2陣として常務執行役員を陣頭に各部署より選抜された精鋭総勢21人が下関市の垢田海岸に集結しました。日頃、限られた構内で現場作業に集中している若手社員や、オフィス内で日夜PCと格闘している設計部員、また運動不足の管理職にとって、広々とした海辺での作業はとても新鮮で、あちこちで笑顔の溢れる楽しい清掃活動となり、海岸だけでなく心もクリーンアップされたようでした。
世界中で増え続ける海洋ごみの問題ですが、2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ごみの量が、魚の量より多くなるともいわれているそうで、日本全体が連帯し、海洋ごみ削減のためのアクションを行う必要性が叫ばれています。ごみを出さない、ごみを捨てない、ごみを拾う。こうした一人ひとりの行動が、海の未来を守ることにつながります。
海洋プラスチックごみ問題は地球環境課題であり、海からの多大な恩恵を受けている私たち造船・舶用工業事業者は、こうした取り組みに率先して参加し、問題の解決に貢献しなければなりません。今回の清掃活動を通じてその取組みの必要性を再認識できた、貴重な体験となりました。
[2022/11/04]