NEWS 020 : S450 - 20万cft型超低温冷凍運搬船契約
2月11日、春日海運株式会社殿との間で建造契約を取り交わしました。
2月11日、春日海運株式会社殿との間で建造契約を取り交わしました。
春日海運殿からは、赤瀬光男社長、以下全員勢揃いでご出席いただき、弊社からは岡本社長が出席し、調印いたしました。調印会場は、愛媛県伯方島の春日海運殿の事務所を使用させていただき、大安吉日の当日午前9時ちょうどに、契約書、仕様書等にとどこおりなくサインをすませました。今回は弊社の岡本社長より、春日海運殿が4年前に新築されたハイテク新社屋ビルをぜひお訪ねしたい、という希望があり、それを聞き入れていただいたというわけです。
春日海運と旭洋造船の関係は大変長く、春日海運が当時所有されていた近海貨物船の修繕工事初受注が1985年。これを皮切りに内外航船などの修繕でのおつき合いをさせていただいていた時、1994年今回受注した20万cft型という当時としては最大容量の超低温冷凍船の新造船計画が表面化、関係の皆様のご尽力もあり最終的に弊社が受注させて頂きました。それも含めましておつき合いの開始からなんと18年、新造修繕を問わずご愛顧いただいております。今回のように船主殿の社屋見学を兼ねての契約調印というのも、両社のフランクな友好関係の証といえましょう。とりわけ、この20万超低温船は今回で「むさし」、「さがみ」、「大和」に続く4隻目にもなります。
本シリーズ船は世界の漁場からさしみ用マグロを国内に運ぶ超低温冷凍運搬船の中では最大級の貨物容量を有しており、建造されるごとにインプルーブされている超低温冷凍維持能力の高さ、荷役作業性の高さは、業界でナンバーワン、ほぼ完成の域に達しているとのうれしい評価を頂いております。
就航ずみの既存同型船と本船の大きな相違点は新規SOLASルール適用だけですが、今回もISM関係書庫新設に始まり細部にわたり春日海運殿独自の様々な改良点が盛り込まれておます。
本船は、4月初旬に起工し、8月の竣工を予定しています。
[2003/03/01]