NEWS 029 : S448 進水式
前回、公試運転をご紹介しましたアイルランド ARKLOW SHIPPING 社殿第1号船「ARKLOW WAVE」、その同型2号船である多目的貨物船「S448」の命名進水式が10月20日、旭洋造船新造ドック前にて執り行われました。
この日も快晴無風、絵に描いたような秋晴れのさわやかな日でした。あたかも船主殿と弊社の今後の結びつきと信頼関係の絆を天が祝福してくれているかのように。
ARKLOW SHIPPING 社殿からは、公試運転に引き続きご滞在いただいたティレル社長殿含む6名様、BUREAU VERITAS殿から2名様、旭洋造船からは岡本社長、越智専務含む3名が出席し、少人数ながらとてもフレンドリーかつ暖かな雰囲気の式となりました。これもひとえに船主殿の母国アイルランドの国民性のおかげでしょう、とても気持ちのよい式後感がいまだに心に残っています。
さて式に戻りますと、両国国歌吹奏の後、船主殿チェアマン、シーラ・ティレル様による命名が行われ、S448の船名は「ARKLOW WIND」となりました。
さらに同じくシーラ様による支綱切断・くす球・祝花火、と式はクライマックスを迎えたのですが、支綱切断の際のシーラ様の斧さばきは、その素早さ力強さでしばらく語り草となりました。関係者からも驚きの声と歓声、賞賛の拍手が期せずして巻き起こりました。受けた台もびっくりしたことでしょうね。
こうしてとても和やかな内に式は終了することができたわけですが、その夜の会食の席上ARKLOW SHIPPING 社殿より旭洋造船の設計・工作を含む技術力に対し最大級の賛辞をいただきました。これは先進的かつ厳しいヨーロッパ工業基準を旭洋造船がクリアしていることの証明、いわば合格点をいただいたようなものでこのうえもない名誉なことと感激しています。今後ともさらに技術力に磨きをかけ船主殿のご期待にお応えできるよう努力してまいります。
夜は更にふけ、船主殿と旭洋造船精鋭宴会部隊は怒涛の2次会へとなだれこみました。会場のジャズ・バーを貸切状態の1日アイリッシュパブに変身させ、リバーダンスレッスンやらアイリッシュソング、旭洋精鋭によるギター・ピアノ生演奏などなどどんちゃん騒ぎ、リパブリックと化したパブでのお開きはこの日のために宴会係が秘密特訓したアイルランド国歌(ゲール語!)弾き語りプレゼント、のつもりが全員での大合唱となり異常な盛り上がりの中、夜は更に更に更に更にふけていったのでした。
[2004/02/20]