NEWS 092 : S481 命名引渡
平成20年12月11日、本年を締めくくるビッグイベントとして、弊社「ギア付845TEU型コンテナ船 - S481番船」の命名引渡式が行われました。
前日は早朝より濃霧が夕方まで続くという、下関市民も生まれて初めて経験した程の異常気象、関門海峡も船舶航行禁止となり混乱が続きました。前夜祭に参加されるゲストの方々も、飛行機が山口宇部空港・北九州空港に降りられず福岡空港でやっと着陸、陸路下関入りされたそうです。引渡しのこの日も同じ状況になるのではと懸念しておりましたが一転、無風快晴、冬とは思えない程のぽかぽか陽気となりました。そしてさらに驚いたことには、場所を変えて市内ホテルでの祝宴が終わると同時に、雷雨となってしまったのです。きっと天が S481番船の晴れの門出を祝福してくれたのでしょう。まさに奇跡の時間帯でした。
さて当日のゲストは、旭洋造船にとって初のお取引先である、株式会社アイメックス殿より森社長とご令室をはじめとする関係者総勢26名。森社長より命名、ご令室より支綱切断を行っていただき、 S481番船は「HANJIN SEMARANG」として初航海へと旅立っていきました。
滞りなく式は終わり、ゲストの方々は船中見学後バスで祝宴会に向かわれました。途中、下関の観光名所である赤間神宮(過去ログbreak1参照)で遙か昔の源平合戦に思いをはせ、(わずか30分弱のミニ観光でしたが)続いてホテルの祝宴会場へ。関門海峡に面した祝宴会場ならではのロケーションを活かしたサプライズイベント、先程命名を終えたばかりの 「HANJIN SEMARANG」の勇姿が、眼前の関門海峡を横切って行った時には会場から大きなどよめきが起きました。こうして祝宴も盛会裡に終宴することが出来ました。
今回、初取引であるにもかかわらず、当社に船舶建造のチャンスを与えてくださった株式会社アイメックス殿に感謝の意を表すとともに、「HANJIN SEMARANG」の安全航海と輝かしい未来を祈念いたしたいと思います。
[2008/12/15]