NEWS 138 : S500進水・S501起工
2011年7月6日、欧州船主殿より発注を戴いた、6,600dwt RORO船シリーズ4隻の初船、S500番船が進水を行いました。旭洋造船設計のRORO船としては、1995年に建造した内航のRORO船以来、16年振りの建造です。ヨーロピアンタイプのスッキリとした外観デザインのみならず、欧州の最新ロジスティックの動向を様々なところに取り入れた魅力あふれる船型となっています。
本船はタンクトップ、メインデッキ、アッパーデッキの3層デッキからなるスリーデッカー。上部2層のデッキ上にはコンテナ2段積みの重量物が積載可能、メインデッキのクリアハイトは7.0mで、船尾ランプからは、およそ船幅の寸法のサイズの重量物が積載可能です。さらに操船性能を上げるために、バウとスターンにスラスターを装備しており、当社が初めてバラスト水処理装置を積載する船でもあります。
S500番船はこれから艤装工程に入り、本年10 月には船主殿に引き渡される予定です。
この翌日、7月7日には、続く2番船 S501の起工式が執り行われました。常駐されている海外からの監督さんは、神道による日本独特の静かな起工式にとまどわれながらも、楽しそうに玉串を奉じていました。
久々のRORO船建造に、盛夏の到来とともに、社員一同汗だくで頑張ります。
[2011/07/24]