NEWS 220 : S525番船命名式
今年の命名引渡式のトップを飾った "EPIC SENTOSA"、5月にお引き渡しした "EPIC SHIKOKU" に続き、今年の締めを飾るのはシンガポールの EPIC Gas. Ltd. 様よりご発注いただいた11,000m3 LPG運搬船シリーズの3番船、"EPIC SAMOS" です。
快晴微風の近年まれに見る式典日和となった11月22日、1号岸壁に係留された本船のたもとに設営された式典会場に、本日のメインゲストでいらっしゃる Mr. Domenik Nizet ご夫妻 (ご主人が DVB Bank SE Singapore Branch および DVB Group Merchant Bank (Asia) Ltd の Senior Vice President - Shipping Finance Asia Pacific & Middle East です)や、EPIC Gas Ltd. の Chairman & CEOでいらっしゃるMr. Charles Maltby をはじめとするゲストの皆様をお招きし、命名式がとり行われました。
式の冒頭、EPIC GAS、旭洋造船の両社からMr. Domenik Nizetのご令室 Mrs. Delia Myrna Nizetに花束が贈呈されると一気に華やかな雰囲気に包まれました。引き続いて行われたMrs. Nizetによる命名は、なんとお友達から教わったという日本語!多数の参列者からサプライズの歓声が上がりました。式はMrs. Nizetによる支綱切断でシャンパンが割られるとクライマックスを迎え、祝砲を合図にくす玉の紙吹雪と七色のテープが舞い、小春日和の空を彩ったのでした。
さて、島の名前がつけられるEPIC社のシリーズ船、今回の "SAMOS" はエーゲ海の東部、トルコ沿岸にあるギリシャの島の名前です。この島はギリシャ神話の主神ゼウスの正妻である女神ヘーラーや、ピタゴラスの定理で有名なピタゴラスが生まれた場所としても知られており、へーラーを彼女を祀った神殿遺跡は「サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿」として世界遺産に登録された風光明媚の地だそうです。
シンガポール、日本、ギリシャと続いた船名の旅。さあ次の4番船はどこの島の名前がつけられるのでしょうか? 楽しみですね。
[2016/12/22]