NEWS 266 : コロナ下で今年初の命名引渡式
11月27日、当社建造実績では7,500立方メートル型LPG運搬船の5隻目となるS551番船の命名引渡式が開催されました。今年に入り、新型コロナウイルス感染拡大により、多数のお客様をお招きしての引渡式は全て見送らざるを得なかった中、このたび感染防止対策に万全を期した上、今年初となる命名引渡式となりました。
本船によりEPIC GAS Ltd.様向けの傭船事業を開始するSTRAITS KIKUHO S.A.様へは、地元下関市の有力舶用機器メーカーであるJRCS株式会社様もご出資されています。
共同出資会社の社名"STRAITS KIKUHO S.A."の"KIKUHO"は、相手の話をよく「聴く(傾聴力)」大切さ・すばらしさを社内外に広げるJRCS様の活動の象徴である同社公式マスコットキャラクター「キクホ」(右)からつけられたものだそうです(下関の方言で動詞の語尾に「ほ」や「そ」をつけて話したりします)。
この日の式典には、そのJRCS株式会社・代表取締役会長兼社長の近藤髙一郎様ご夫妻を始め、EPIC GAS Ltd. 取締役駐日代表の望月良二様やファィナンサーである株式会社福岡銀行・常務執行役員の小林智様ご夫妻などの関係者様にご参列頂きました。
式の冒頭、JRCS・近藤社長ご令室の近藤由芳様、福岡銀行・小林常務ご令室の小林祐子様に旭洋造船・越智社長より花束が贈呈され、国歌演奏/国旗掲揚に続き、近藤由芳様により本船は" EPIC BREEZE "と命名されました。
そして今回式典の最大のメインイベントである近藤由芳様、小林祐子様のお二方による支綱切断。息のあったパフォーマンスにより、花火の号砲とともにくす玉が割れ、七色のテープと紙吹雪が" EPIC BREEZE "の誕生を彩りました。
ご来賓の皆様方の船内見学の後は、関門海峡を望む市内のレストランに会場を移してささやかな祝宴会が催されたのでした。
久しぶりの式典を終え、本船が先行き不透明な海運の大海原の中を本船船名である "BREEZE(そよ風)"のように駆け抜けてくれることを祈念するとともに、我々旭洋マンもステークホルダーの皆様に対して「キクホ(聴くほ)」の姿勢で取り組む決意を新たにしました。
[2020/12/17]