NEWS 301 : 久しぶり! ヨーロッパからのお客様
10月13日秋晴れの穏やかな昼下がり、S565番船の命名引渡式が開催されました。このS565番船は、ギリシャの国際的・総合的海運グループの ERASMUS SHIPINVEST GROUP (ESI) からご発注いただいた、1,096TEU型 "JAPANMAX" コンテナ運搬船です。
今回はESI 社より Executive Director CFO の Mr. Marios Kyriakopoulosをはじめとする欧州からのお客様をコロナ禍以降初めてお招きすることができました。更にはフランスに本拠を置くシップブローカー BRS より Mr. Nikolas Ritsos、そして最終船主となる洞雲汽船株式会社よりは代表取締役社長の大河内源二様・千代様ご夫妻を始めとする多数のご来賓の方々にご臨席をいただき、命名引渡式が盛大に挙行されました。
式の冒頭にあたっては、各界をリードする皆様によるワールドワイドなオペレーションを象徴するかのように、ギリシャ・フランス・日本のそれぞれの国歌の演奏により国旗が掲揚され、Mr. Kyriakopoulosにより本船は "FEEDER ACE" と命名宣言がなされました。続いて大河内千代様の手により淑やかに支綱切断されると、晴れ渡った空に花火が打ち上がり、くす玉の紙吹雪が舞う中で社旗が交換され、華やかなセレモニーが幕を閉じました。
ESI 社はバルカーをメインとしている船主で、この "FEEDER ACE" がコンテナ船事業への進出第1船目とお伺いしております。その大事な第1船の建造を私たち旭洋造船にご発注いただいたことは、コンテナ船建造に自負のある私たちにとって大変うれしいことです。期待にお応えできますよう、持てる技術と熱意を注いで引き続き建造中の第2船の引き渡しに向け、建造に取り組んでまいります。
今回の引き渡しにあたっては、ERASMUS SHIPINVEST GROUP の社主 Mr. John Suのご来社は残念ながら叶いませんでしたが、来年初めに予定されている第2船の引き渡しにあたっては、是非ともご来社賜りますよう、旭洋造船一同、心よりお持ち申し上げております。