NEWS 321 : 花曇りの空の下で
満開の桜の下で宴会をする花見という日本の習慣は有名ですが、日本の文化にとって、一斉に花開き、散っていく春の桜は、美しさ、はかなさの象徴として大きな意味を担ってきました。日本語には「花」で始まる言葉がいくつもあり、この季節を形容するのに用いられます。例えば「花冷え」は桜の咲く頃に訪れた寒い日。桜によって乱された心は「花疲れ」という具合です。
今回の式典は、4月26日、桜の頃特有の、薄くぼんやりと曇った穏やかな空、つまり「花曇り」の日に行われました。1,096TEU型コンテナ運搬船のシリーズ船第六船目となるS572番船の命名引渡式です。このたびの式典にも、船主でいらっしゃる NEW GENERAL AVIATION INTERNATIONAL PTE.LTD. 、並びに丸紅株式会社からのご来賓をお招きして開催されました。
冒頭の国旗掲揚、花束贈呈に引き続き、“A SUWA” と命名宣言がなされ、支綱が切断されました。そして当社よりNEW GENERAL AVIATION INTERNATIONAL PTE.LTD. へ社旗が交換されると、" A SUWA " が誇らしげな大きな汽笛を周囲に轟かせて誕生しました。
シリーズ船の連続建造もいよいよ6隻の引き渡しとなりました。引き続きチーム旭洋一丸となって、さらなる品質向上に向け、持てる力を結集して邁進してまいります。