NEWS 346 : 声と息をあわせて
2026年3月31日、旭洋造船株式会社は11,000m3型LPG運搬船 「GAS YIELD」(S-583番船) を完工し、船主である Straits Gainer 社様へ、および用船者であられます Erasmus Shipinvest Group 社様へ無事引き渡しを行いました。
式典には、本船の船籍国を代表して駐日パナマ共和国特命全権大使ワルテル・コーエン閣下にもご参列いただき、国際色が豊かで格調の高い式典となりました。また、本船の「心臓」とも言える主機関を製造いただいた株式会社マキタ からメインゲストの皆さまをお迎えする、大変意義深い一日となりました。
命名式では、株式会社マキタ代表取締役社長・槙田裕様と、ご子息の凱(かい)くん(5歳)に力強く「GAS YIELD」と命名していただき、続く支綱切断では、社長令夫人の有里様とご令嬢の里彩(りあ)ちゃん(2歳)が、息を合わせて銀の斧を振り下ろされました。
自社で魂を込めて製造されたエンジンが、いよいよ大海原へと動き出す。その記念すべき瞬間にご家族揃って立ち会っていただけたことは、造船所にとってもこの上ない喜びとなりました。
当日の天気予報は雨、前夜祭も激しい雨と強風に見舞われ、天候が危ぶまれていました。しかし、皆様の願いが通じたのか、引渡当日にはどうにか天気が持ちこたえ、無事に式典を行うことができました。
祝賀会の会場となったグランドホテルからは、本船が関門海峡を通峡する姿を全員で見守りました。本船が粋な計らいで大きく汽笛を鳴らすと、凱くんと里彩ちゃんも大はしゃぎ。その微笑ましい姿に、会場は温かな拍手と笑顔に包まれました。
「GAS YIELD」は、当社の11,000m3型LPG船として初めて NOx 3次規制に対応したSCRシステムを搭載しています。2025年に竣工した「GAS HOPE」「GAS INFINITY」に続き、環境負荷を低減しつつ高い推進効率を誇る、当社の技術の粋を集めた一隻です。
本船の竣工により、Erasmus Shipinvest Group 向けのLPG船は3隻目、同グループ向け全体では7隻目(コンテナ船4隻、LPG船3隻)となりました。 一隻ごとに積み重ねてきた信頼を糧に、旭洋造船はこれからも、主機メーカー様や船主様といったパートナーの皆様と共に、世界に誇れる高品質な船舶を建造してまいります。
[2026/4/29]
