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20年以上にわたって記録している旭洋のライフログ。わたしたちはこういう造船所です。

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NEWS 004 : 7,000tdwセメント船を受注!

旭洋造船にとって、久しぶりのセメントタンカ-を受注することができました。

モダンな晴豊海運さんのオフィス

1980年代に建造した「GA YANG」号(健在です。関門海峡を航行する姿が見かけられます。)以来、冷凍船やコンテナ船といった他の船型に特化してきたため、なかなかセメント船は受注するチャンスがありませんでしたので、本当に久しぶりです。

晴豊海運・長谷部社長と

今回受注したセメント船は、船首部、船尾部にそれぞれスラスターを装備するなど、狭隘水路での操船性能に重点を置いた船で、船どころ、愛媛県波方町の晴豊海運株式会社様との間で商談が整い、このたび無事契約の運びとなりました。

晴豊海運株式会社様は内航のセメント船やタンカーを所有しておられる会社で、実はこれまでお付き合いはなかったのですが、去年の夏の運命的(!)ともいえる出会いを経て、今回、大変スムーズに契約調印がまとまりました。長谷部満社長は、常に世界を見据えたモダンな経営センスをお持ちの方で、当社も心地よく商談を進めさせていただきました。

わが社には、以前セメント船社に所属し、工務担当者としての立場で建造に携わったという経歴を持つ設計技師がおります。セメント船の建造について、発注する側、建造する側の、いわば表裏を熟知する人物。彼が本件のプロジェクトリーダーとなり、船主様より様々なノウハウを勉強させていただきながら、今回の最新鋭セメント船の計画を進めています。「お互いの経験や技術を持ち寄り、無駄のない、なおかつ高仕様の、いい船を力を合わせて造りましょう。」この長谷部社長のお言葉が合言葉です。

今後とも晴豊海運株式会社様とはセメント船に限らず、末長い関係を続けさせていただけるよう、念願しております。

当社にとって、実に 20年ぶりのセメント船です。今後のセメント船受注のための試金石となる大事な1隻となります。その意味からも、船主様のご期待に添うべく、全社をあげて取り組む決意で臨んでいます。

[2002/02/15]

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